2005年04月16日

「鞄や服の上からのスキミング」の報道は大げさ?

今日、「ラジオライフ」5月号を本屋で見つけました。第1特集の中に「スキミング犯罪の裏側に迫る!」という記事が掲載されていたので読んでみると、非常に興味深い内容でした。

最近、テレビや新聞などで「鞄や服の上からスキミングされる!!」とセンセーショナルに報道されている件は、「磁気カード」や「接触型ICカード」を「非接触型スキマー」で読み取っているのではなく、単に「非接触型ICカード」を読み取っているだけのことで、キャッシュカードなどの磁気カードを非接触でスキミングするのは不可能である、また、テレビに登場していたのは外部からのスキミング防止機能のある財布を販売している関係者である。


と、いったものでした。詳細はラジオライフを読んでいただければ、と思いますが、これが本当ならば、あおるだけあおって、という感はぬぐえません。非接触型ならばSuicaやEdy、ICOCAで皆さんご存じの通り、電波で情報を送受信しているので、むしろ読み取れないほうがおかしいのですから。試しにGoogleで「スキミング防止」と「財布」で検索してみると「スキミング防止財布」が結構な数ヒットしました。しかも値段も同じ20,790円がほとんどのようです。ひょっとして「関係者」というのはこの財布の「輸入元」なのか、と邪推してしまいます。

この件について結論を出すのは早計ですが、確かに磁気を非接触でスキミングするのはどのような原理なんだろう、磁気カードが何枚もある場合非接触スキミングがちゃんとできるのか、など疑問点がありましたので、この記事が真実ならやっぱり、というのが感想です。ただ、私の知らない技術を利用したスキマーがこの世に存在しており、そのスキマーでなら読み取り可能である、という可能性もゼロとは言い切れません。この件についてはさらに勉強・調査の余地があると感じました。何かわかりましたらご報告したいと思います。また、何か情報をお持ちでしたら(磁気カードを読み取れる、非接触型スキマーが存在す可能性など)、是非ご一報ください。

ただ、上記の記事が本当なら、日本の報道機関は本当に裏付けをしているのか、関係者の言いなりになっているだけという気がしてしまいます。最近はNHK朝日新聞ライブドアニッポン放送など、放送局や報道機関についての論争がいろいろと巻き起こっていますが、日本の報道機関も金属疲労を起こしている一つなのかもしれませんね。

P.S.この記事の中では単にICカードにするだけでよいのか、等にも言及されていますので、ぜひ読むことをお勧めします。


定期購読もできます。けっこう「タメ」になるかもしれません(苦笑):
『ラジオライフ』1年間
posted by kix at 02:26| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(4) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

クレジットカードのICカード対応

最近はキャッシュカードのスキミングが問題になっていますが、スキミング犯罪に利用されるのはクレジットカードのほうが歴史があります。ただ、クレジットカードの場合保険が適用されるため、利用者がかぶる危険が低いため、キャッシュカードほどは話題にならないのかもしれません。ただ、クレジットカードでも犯罪に利用されるのは気持ちが悪いですし、完全に保証されるとは限らないので、やはり対策をするにこしたことはありません。クレジットカード業界は2001年からICカード化を始め、目標としては2006年度にほぼすべてのカードをICカードにする予定なんだそうです。

以下に、主要カードの対応状況などを列挙しておきます。ご参考に。

JCBカード
2006年中にすべてのカードをICカードにする予定。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は756円(所要日数は7〜10日)。

JCBカードご入会
JCBご入会

三井住友VISAカード
2001年4月からICカード化を推進。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は735円(所要日数は7〜10日)。

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新生活にこの1枚!三井住友VISAカード

UCカード
ICカードの暗証番号をサービスセンター・営業拠点にてその場で変更するサービスを開始。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(所要日数は約4日)。

DCカード
2001年10月からICカード発行開始(自社カードは2002年2月)。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(当日発送も可能)。




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NICOSカード

更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(所要日数は約1週間)。


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セゾンカード
2002年11月からICカード発行開始。




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イオンカード
2002年2月からICカード発行開始。新期限前に磁気からICに切り替える場合、提携会社により異なる。


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My Sony Card
ICカードのみ発行。電子マネー「Edy」も搭載している(もっとも、本家本元だから当たり前かもしれない)。

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電子マネーEdyが搭載された、My Sony Card

そのほかにも情報があれば順次掲載していきます。
posted by kix at 20:44| Comment(0) | TrackBack(4) | 金融系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キャッシュカードのICカード切り替えキャンペーン(2005/4月現在)

近年のスキミング犯罪の増加などに対応するため、都市銀行を中心に磁気カードからICカードへ切り替えるキャンペーンを実施しています。以下に代表的なものをあげていきたいと思います。

東京三菱銀行
クレジット機能付きの「スーパーICカード」とクレジット機能のない「ICキャッシュカード」を用意している。「スーパーICカード」「ICキャッシュカード」とも、電子マネー「Edy」の機能を持っていることが特徴。「スーパーICカード」の一般カードに関しては年会費、手数料ともに無料だが、「ICキャッシュカード」については5年ごとに手数料2,100円必要になる。なお、「スーパーICカード」についても、ゴールドカードについては年会費10,500円が必要になる。ちなみに「ICキャッシュカード」については磁気部分も排除するなど、徹底している。また、生体認証は「手のひら静脈認証」方式を採用。

みずほ銀行
2005年3月からICカードの発行を開始。「みずほマイレージクラブ」に加入していれば、手数料は無料。また、加入していない場合でも2005年9月末までは手数料が無料になっている。10月以降は手数料1,050円が必要。なお、生体認証については2006年に「指静脈認証」方式を導入予定。

三井住友銀行
2005年2月から発行を開始。インターネットバンキングの「ワンズプラス」のポイントを手数料に充当可能。一般の発行手数料は5年ごとに1,050円が必要。生体認証については2005年中に「指静脈認証」方式を導入予定。

UFJ銀行
2002年5月から発行開始。2005年6月末までなら手数料は無料。それ以降なら手数料2,100円が必要となる。生体認証について未発表だが東京三菱銀行と合併することを考えると「手のひら静脈認証」方式を採用する可能性が高いと思われる。

りそな銀行
現在未導入。2006年に導入予定。

日本郵政公社
2006年10月に導入予定。生体認証は「指静脈認証」方式を導入予定。また、クレジット機能、電子マネーの機能についても導入する予定とのこと。

とにかく、期間限定で無料キャンペーンを行っているところもあるので、切り替えはお早めにしたほうが良いと思います。ただ、ICカードの場合、5年経つと新たに発行手数料が必要なところが多いので、その覚悟だけはしておいてください。
posted by kix at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月22日

ICカードの利用形態

現在、日本においてはICカードの利用形態については交通系、金融系、電子マネー系、証明系に分けられるのではないでしょうか。これを簡単に説明したいと思います。

交通系
おそらく現在一番目にするものだと思います。JR東日本のSuica、JR西日本のICOCA、スルッとKANSAIのPiTaPaなどがこちらに当たり、今までの磁気型プリペイドカード、あるいは切符や定期券の代替として広く利用されつつあります。現在、地方においても金沢市を中心とする北陸鉄道バスのICa(アイカ)や奈良交通バスのCI-CA(シーカ)など、地方のバス路線にも導入されつつあります。また、現在は磁気プリペイドカードである首都圏のパスネットや共通バスカードもICカード化が検討されています。
なお、現在SuicaとICOCAは相互利用が可能で、たとえばJR東日本のSuicaでJR西日本管内の大阪駅から天王寺駅への移動に利用することが可能です。今後、ICOCAとPiTaPaの相互利用も実現する見込みで、さらには新型パスネットなども相互利用されていけば、一枚のカードで日本のかなりの地域を利用できることになっていくことになるかもしれません。とにかく、現在今一番勢いがあり、また利用実績があるカードといえます。
交通系カードについては素早く決済が必要であることからも、非接触型が一般的です。また、Suicaに関して言えばJR東日本系列のお店を中心に決済できるようになり、後述の電子マネー系の機能を持つに至っています。この、電子マネー系の機能についてはICOCA、PiTaPaなども目指していると思われます。
さらに、最近航空各社のマイレージカードにもICカード機能が付加されました。例えばANAはEdyの機能が、JALはSuicaの機能が付加されたカードが発表され、鉄道だけでなく、航空会社の世界も巻き込む形になってきています。

金融系
もともとICカードが最初に実用化されたのがこの金融系の分野です。現在は一部の銀行のキャッシュカードやクレジットカードとして利用されています。実用年度は古いにもかかわらず、コスト面や現在の磁気カードとの兼ね合いなどもあり、普及スピードが迅速であったとは言えません。ただ、皆さんご存じの通り、最近のスキミング騒動で都市銀行を中心にICカード化を進める動きが急速に動き出しつつあります。金融系に関しては国際規格との兼ね合い、実用年度の古さ、決済の素早さより確実性を重視する点から接触型が中心です。

電子マネー系
古くはモンデックスやVISAキャッシュなど1980年代からチャレンジされてきた分野ですがなかなか普及にいたって来ませんでした。ですが、ここ数年、FeliCaの技術を元にしたICカード、Edyがこの分野で台頭しつつあります。また、前述のようにSuicaも店舗での決済機能を持ち、JR東日本関係以外の店舗でも利用できるところが出てきました。また、NTTコミュニケーションのセーフティパスというICカード(こちらは接触型)も電子マネー機能を持ちます。

証明系
一時話題になった住基ネットの問題ですが、実は住基ネットのメリットの一つとして、全国どこからでも証明書をもらえる、ということがありました。いわゆる、公的個人認証と呼ばれるものですが、その根幹を持つものとして住基カード(正式には住民基本台帳カード)があります。このカードさえあれば、公的個人認証が受けられ、電子政府化がさらに進む、と言うふれこみであったのですが、正直言ってあまり成功しているとは言えません。今のところ、住基カードを持っているメリットがそうないからでしょう。それから、最近健康保険証が紙からプラスティックカード化されていますが、実はあの保険証もICカードになっています。証明系で受け入れられるのは案外保険証の方からかもしれません。
posted by kix at 03:50| Comment(0) | TrackBack(3) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読み取り方式による分類

ICカードを読み取り方式で分類すると大きく2つに分かれます。

一つはSuicaやEdyを代表とする非接触型、もう一つは一部のクレジットカードやキャッシュカードなど、カードをリーダに差し込んで使用する接触型と呼ばれる方式です。歴史的に見ると接触型のほうが古く、また、早くから国際規格化されたのも接触型です。ただし、日本の場合はそもそも世界に比べ、ICカードの普及が遅れている間にソニーがFeliCa、という非接触型の最新技術を開発し、普及に努め、その結果、JR東日本のSuica、として採用されたため、日本においては現在非接触型のほうが目にする機会が多いかもしれません。ただ、今後、キャッシュカード・クレジットカードのICカード化においては接触型が主流になるため、接触型のICカードについても皆さんが普通に使う事になると思います。また、一時話題になった住民基本台帳ネットワークにおいて、目玉の一つとされた住民基本台帳カード(住基カード)は自治体により、接触型と非接触型の機能を持つコンビ型と非接触型のみが選択できるのですが、ほとんどの自治体がコンビ型を選択したようです。ただし、非接触型のインタフェースはいわゆるFeliCaのものとは異なるため、同じ非接触型でもリードライタに互換性はありません
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ICカードの基礎知識

初めに、ICカード、と一言で言いますが、具体的にはどういったものでしょうか。ICとは"Integrated Cercuit"の略で日本語では「集積回路」と翻訳されます。簡単に言えば半導体という材料を作った小さなコンピュータ、といえるものです。ですから、ICカードとはあのプラスチックカードに小さなコンピュータが載せられたもの、と考えてください。それでは、現在、キャッシュカードやクレジットカードに使用されている磁気カードはどういった違いがあるのでしょうか。磁気カードはプラスチックカードの一部分(黒、もしくは灰色の帯の部分)に磁気情報を載せ、それを元にコンピュータに読み取らせ、アクセスするものです。ですから、ICカードと違い、大量の情報を保持することができません。また、磁気部分は機械さえあれば比較的簡単に読み取る事ができるため、いわゆるスキミングという行為によって磁気情報を読み取り、それをまた別のカードにコピーして犯罪に及ぶ、という事件が増えてきました。これに対してICカードは磁気カードに対して読み取りにくい、コピーしにくい等の長所があります。ただ、磁気カードに比べてコストがかかるのが最大の欠点といえるでしょう。また、国際規格はあるものの、進化のスピードが早く、すべてのICカードに互換性があるとはいえないのも問題点といえるでしょう。
posted by kix at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ICカード情報局とは

今、巷ではSuicaEdyを中心とした電子マネー型のICカードが一般化しつつあります。また、一時話題になった住基ネットの目玉の一つである住基カード、さらには最近のクレジット・キャッシュカードのスキミング対策として、ICカード化が検討されています。

しかしながら、ICカードの技術面、産業面などは話題になっても、一般の人間にとってはよくわからないことも多いのではないでしょうか。本サイトでは技術面、産業面にもふれながら、一般の人にも有用なICカードの情報を掲載していきたいと考えています。
posted by kix at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

はじめに・・・

このブログは急速に普及しつつあるICカードに着目し、より利用者の側に立った情報を集めるために立ち上げました。元々は自分自身のために構築したブログですが、他の方にもお役に立てれば幸いです。
posted by kix at 15:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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