2005年04月25日

「Suica一人勝ちの秘密」の読書感想文

今更かもしれませんが、中経出版の「Suica一人勝ちの秘密」を読みました。

この本は、技術的側面よりも、Suicaが成功したのはJR東日本の社風などにも理由がある、という点に力を入れて取材されているようですね。やはり、ビジネス本の老舗から出版されたこともあるのでしょう。ですから、技術的側面からの検証を期待する読者は少し不満を持つかもしれません。

また、正直なところ、Suicaが成功したのはJR東日本の堅実な社風があったから、という点が少し強調されすぎているような気がしないでもありません。基本的にほとんどの鉄道各社は社風が堅実だと思うんですが・・・。それに、社風だけでなく、エリアが広大であるが故にJR東日本のストアドフェアシステムの採用が他社に比べて遅れた点など、少しラッキーな側面もあったように思います。また、Suicaについて、かなりのスペースを割いているため、他社のカードの内容が薄くなっているのは否めません。特に将来、世界でも最先端なカードになる可能性を秘めているスルッとKANSAIの「PiTaPa」についてはもう少し言及しても良かったのではないか、と思っています。

とはいっても、読み物としては読みやすい部類にはいると思いますので、まずSuicaとはなんぞや、というところから進めたい方には読んでみて損はないと思います。

電子マネー戦争Suica一人勝ちの秘密
岩田 昭男
中経出版 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。




posted by kix at 01:21| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 交通系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月19日

ICカードの解説本。

技術評論社からICカードの基本について解説されている本が出版されました。書名は「〈図解〉ICカード・ICタグ」で、著者は日本ICカードシステム利用促進協議会です。専門家が書いてあることもあり非常にわかりやすいと思います。ただ、ページ数の割に価格が少し高いかな、もう少し安いと買いやすいのになあ、というのが感想でしょうか(笑)。何にしても基本を押さえるのには良い本だと思います。

〈図解〉ICカード・ICタグ
日本ICカードシステム利用促進協議会
技術評論社 (2005.3)
通常24時間以内に発送します。
posted by kix at 03:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

「鞄や服の上からのスキミング」の報道は大げさ?

今日、「ラジオライフ」5月号を本屋で見つけました。第1特集の中に「スキミング犯罪の裏側に迫る!」という記事が掲載されていたので読んでみると、非常に興味深い内容でした。

最近、テレビや新聞などで「鞄や服の上からスキミングされる!!」とセンセーショナルに報道されている件は、「磁気カード」や「接触型ICカード」を「非接触型スキマー」で読み取っているのではなく、単に「非接触型ICカード」を読み取っているだけのことで、キャッシュカードなどの磁気カードを非接触でスキミングするのは不可能である、また、テレビに登場していたのは外部からのスキミング防止機能のある財布を販売している関係者である。


と、いったものでした。詳細はラジオライフを読んでいただければ、と思いますが、これが本当ならば、あおるだけあおって、という感はぬぐえません。非接触型ならばSuicaやEdy、ICOCAで皆さんご存じの通り、電波で情報を送受信しているので、むしろ読み取れないほうがおかしいのですから。試しにGoogleで「スキミング防止」と「財布」で検索してみると「スキミング防止財布」が結構な数ヒットしました。しかも値段も同じ20,790円がほとんどのようです。ひょっとして「関係者」というのはこの財布の「輸入元」なのか、と邪推してしまいます。

この件について結論を出すのは早計ですが、確かに磁気を非接触でスキミングするのはどのような原理なんだろう、磁気カードが何枚もある場合非接触スキミングがちゃんとできるのか、など疑問点がありましたので、この記事が真実ならやっぱり、というのが感想です。ただ、私の知らない技術を利用したスキマーがこの世に存在しており、そのスキマーでなら読み取り可能である、という可能性もゼロとは言い切れません。この件についてはさらに勉強・調査の余地があると感じました。何かわかりましたらご報告したいと思います。また、何か情報をお持ちでしたら(磁気カードを読み取れる、非接触型スキマーが存在す可能性など)、是非ご一報ください。

ただ、上記の記事が本当なら、日本の報道機関は本当に裏付けをしているのか、関係者の言いなりになっているだけという気がしてしまいます。最近はNHK朝日新聞ライブドアニッポン放送など、放送局や報道機関についての論争がいろいろと巻き起こっていますが、日本の報道機関も金属疲労を起こしている一つなのかもしれませんね。

P.S.この記事の中では単にICカードにするだけでよいのか、等にも言及されていますので、ぜひ読むことをお勧めします。


定期購読もできます。けっこう「タメ」になるかもしれません(苦笑):
『ラジオライフ』1年間
posted by kix at 02:26| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(4) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月12日

クレジットカードのICカード対応

最近はキャッシュカードのスキミングが問題になっていますが、スキミング犯罪に利用されるのはクレジットカードのほうが歴史があります。ただ、クレジットカードの場合保険が適用されるため、利用者がかぶる危険が低いため、キャッシュカードほどは話題にならないのかもしれません。ただ、クレジットカードでも犯罪に利用されるのは気持ちが悪いですし、完全に保証されるとは限らないので、やはり対策をするにこしたことはありません。クレジットカード業界は2001年からICカード化を始め、目標としては2006年度にほぼすべてのカードをICカードにする予定なんだそうです。

以下に、主要カードの対応状況などを列挙しておきます。ご参考に。

JCBカード
2006年中にすべてのカードをICカードにする予定。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は756円(所要日数は7〜10日)。

JCBカードご入会
JCBご入会

三井住友VISAカード
2001年4月からICカード化を推進。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は735円(所要日数は7〜10日)。

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新生活にこの1枚!三井住友VISAカード

UCカード
ICカードの暗証番号をサービスセンター・営業拠点にてその場で変更するサービスを開始。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(所要日数は約4日)。

DCカード
2001年10月からICカード発行開始(自社カードは2002年2月)。更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(当日発送も可能)。




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NICOSカード

更新期限前に磁気からICに切り替える場合、手数料は525円(所要日数は約1週間)。


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セゾンカード
2002年11月からICカード発行開始。




最短即日発行!《セゾン》が今イチオシする注目のカードをご紹介

イオンカード
2002年2月からICカード発行開始。新期限前に磁気からICに切り替える場合、提携会社により異なる。


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My Sony Card
ICカードのみ発行。電子マネー「Edy」も搭載している(もっとも、本家本元だから当たり前かもしれない)。

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電子マネーEdyが搭載された、My Sony Card

そのほかにも情報があれば順次掲載していきます。
posted by kix at 20:44| Comment(0) | TrackBack(4) | 金融系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キャッシュカードのICカード切り替えキャンペーン(2005/4月現在)

近年のスキミング犯罪の増加などに対応するため、都市銀行を中心に磁気カードからICカードへ切り替えるキャンペーンを実施しています。以下に代表的なものをあげていきたいと思います。

東京三菱銀行
クレジット機能付きの「スーパーICカード」とクレジット機能のない「ICキャッシュカード」を用意している。「スーパーICカード」「ICキャッシュカード」とも、電子マネー「Edy」の機能を持っていることが特徴。「スーパーICカード」の一般カードに関しては年会費、手数料ともに無料だが、「ICキャッシュカード」については5年ごとに手数料2,100円必要になる。なお、「スーパーICカード」についても、ゴールドカードについては年会費10,500円が必要になる。ちなみに「ICキャッシュカード」については磁気部分も排除するなど、徹底している。また、生体認証は「手のひら静脈認証」方式を採用。

みずほ銀行
2005年3月からICカードの発行を開始。「みずほマイレージクラブ」に加入していれば、手数料は無料。また、加入していない場合でも2005年9月末までは手数料が無料になっている。10月以降は手数料1,050円が必要。なお、生体認証については2006年に「指静脈認証」方式を導入予定。

三井住友銀行
2005年2月から発行を開始。インターネットバンキングの「ワンズプラス」のポイントを手数料に充当可能。一般の発行手数料は5年ごとに1,050円が必要。生体認証については2005年中に「指静脈認証」方式を導入予定。

UFJ銀行
2002年5月から発行開始。2005年6月末までなら手数料は無料。それ以降なら手数料2,100円が必要となる。生体認証について未発表だが東京三菱銀行と合併することを考えると「手のひら静脈認証」方式を採用する可能性が高いと思われる。

りそな銀行
現在未導入。2006年に導入予定。

日本郵政公社
2006年10月に導入予定。生体認証は「指静脈認証」方式を導入予定。また、クレジット機能、電子マネーの機能についても導入する予定とのこと。

とにかく、期間限定で無料キャンペーンを行っているところもあるので、切り替えはお早めにしたほうが良いと思います。ただ、ICカードの場合、5年経つと新たに発行手数料が必要なところが多いので、その覚悟だけはしておいてください。
posted by kix at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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