2005年03月22日

ICカードの利用形態

現在、日本においてはICカードの利用形態については交通系、金融系、電子マネー系、証明系に分けられるのではないでしょうか。これを簡単に説明したいと思います。

交通系
おそらく現在一番目にするものだと思います。JR東日本のSuica、JR西日本のICOCA、スルッとKANSAIのPiTaPaなどがこちらに当たり、今までの磁気型プリペイドカード、あるいは切符や定期券の代替として広く利用されつつあります。現在、地方においても金沢市を中心とする北陸鉄道バスのICa(アイカ)や奈良交通バスのCI-CA(シーカ)など、地方のバス路線にも導入されつつあります。また、現在は磁気プリペイドカードである首都圏のパスネットや共通バスカードもICカード化が検討されています。
なお、現在SuicaとICOCAは相互利用が可能で、たとえばJR東日本のSuicaでJR西日本管内の大阪駅から天王寺駅への移動に利用することが可能です。今後、ICOCAとPiTaPaの相互利用も実現する見込みで、さらには新型パスネットなども相互利用されていけば、一枚のカードで日本のかなりの地域を利用できることになっていくことになるかもしれません。とにかく、現在今一番勢いがあり、また利用実績があるカードといえます。
交通系カードについては素早く決済が必要であることからも、非接触型が一般的です。また、Suicaに関して言えばJR東日本系列のお店を中心に決済できるようになり、後述の電子マネー系の機能を持つに至っています。この、電子マネー系の機能についてはICOCA、PiTaPaなども目指していると思われます。
さらに、最近航空各社のマイレージカードにもICカード機能が付加されました。例えばANAはEdyの機能が、JALはSuicaの機能が付加されたカードが発表され、鉄道だけでなく、航空会社の世界も巻き込む形になってきています。

金融系
もともとICカードが最初に実用化されたのがこの金融系の分野です。現在は一部の銀行のキャッシュカードやクレジットカードとして利用されています。実用年度は古いにもかかわらず、コスト面や現在の磁気カードとの兼ね合いなどもあり、普及スピードが迅速であったとは言えません。ただ、皆さんご存じの通り、最近のスキミング騒動で都市銀行を中心にICカード化を進める動きが急速に動き出しつつあります。金融系に関しては国際規格との兼ね合い、実用年度の古さ、決済の素早さより確実性を重視する点から接触型が中心です。

電子マネー系
古くはモンデックスやVISAキャッシュなど1980年代からチャレンジされてきた分野ですがなかなか普及にいたって来ませんでした。ですが、ここ数年、FeliCaの技術を元にしたICカード、Edyがこの分野で台頭しつつあります。また、前述のようにSuicaも店舗での決済機能を持ち、JR東日本関係以外の店舗でも利用できるところが出てきました。また、NTTコミュニケーションのセーフティパスというICカード(こちらは接触型)も電子マネー機能を持ちます。

証明系
一時話題になった住基ネットの問題ですが、実は住基ネットのメリットの一つとして、全国どこからでも証明書をもらえる、ということがありました。いわゆる、公的個人認証と呼ばれるものですが、その根幹を持つものとして住基カード(正式には住民基本台帳カード)があります。このカードさえあれば、公的個人認証が受けられ、電子政府化がさらに進む、と言うふれこみであったのですが、正直言ってあまり成功しているとは言えません。今のところ、住基カードを持っているメリットがそうないからでしょう。それから、最近健康保険証が紙からプラスティックカード化されていますが、実はあの保険証もICカードになっています。証明系で受け入れられるのは案外保険証の方からかもしれません。
posted by kix at 03:50| Comment(0) | TrackBack(3) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

読み取り方式による分類

ICカードを読み取り方式で分類すると大きく2つに分かれます。

一つはSuicaやEdyを代表とする非接触型、もう一つは一部のクレジットカードやキャッシュカードなど、カードをリーダに差し込んで使用する接触型と呼ばれる方式です。歴史的に見ると接触型のほうが古く、また、早くから国際規格化されたのも接触型です。ただし、日本の場合はそもそも世界に比べ、ICカードの普及が遅れている間にソニーがFeliCa、という非接触型の最新技術を開発し、普及に努め、その結果、JR東日本のSuica、として採用されたため、日本においては現在非接触型のほうが目にする機会が多いかもしれません。ただ、今後、キャッシュカード・クレジットカードのICカード化においては接触型が主流になるため、接触型のICカードについても皆さんが普通に使う事になると思います。また、一時話題になった住民基本台帳ネットワークにおいて、目玉の一つとされた住民基本台帳カード(住基カード)は自治体により、接触型と非接触型の機能を持つコンビ型と非接触型のみが選択できるのですが、ほとんどの自治体がコンビ型を選択したようです。ただし、非接触型のインタフェースはいわゆるFeliCaのものとは異なるため、同じ非接触型でもリードライタに互換性はありません
posted by kix at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ICカードの基礎知識

初めに、ICカード、と一言で言いますが、具体的にはどういったものでしょうか。ICとは"Integrated Cercuit"の略で日本語では「集積回路」と翻訳されます。簡単に言えば半導体という材料を作った小さなコンピュータ、といえるものです。ですから、ICカードとはあのプラスチックカードに小さなコンピュータが載せられたもの、と考えてください。それでは、現在、キャッシュカードやクレジットカードに使用されている磁気カードはどういった違いがあるのでしょうか。磁気カードはプラスチックカードの一部分(黒、もしくは灰色の帯の部分)に磁気情報を載せ、それを元にコンピュータに読み取らせ、アクセスするものです。ですから、ICカードと違い、大量の情報を保持することができません。また、磁気部分は機械さえあれば比較的簡単に読み取る事ができるため、いわゆるスキミングという行為によって磁気情報を読み取り、それをまた別のカードにコピーして犯罪に及ぶ、という事件が増えてきました。これに対してICカードは磁気カードに対して読み取りにくい、コピーしにくい等の長所があります。ただ、磁気カードに比べてコストがかかるのが最大の欠点といえるでしょう。また、国際規格はあるものの、進化のスピードが早く、すべてのICカードに互換性があるとはいえないのも問題点といえるでしょう。
posted by kix at 02:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ICカード情報局とは

今、巷ではSuicaEdyを中心とした電子マネー型のICカードが一般化しつつあります。また、一時話題になった住基ネットの目玉の一つである住基カード、さらには最近のクレジット・キャッシュカードのスキミング対策として、ICカード化が検討されています。

しかしながら、ICカードの技術面、産業面などは話題になっても、一般の人間にとってはよくわからないことも多いのではないでしょうか。本サイトでは技術面、産業面にもふれながら、一般の人にも有用なICカードの情報を掲載していきたいと考えています。
posted by kix at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ICカード一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

はじめに・・・

このブログは急速に普及しつつあるICカードに着目し、より利用者の側に立った情報を集めるために立ち上げました。元々は自分自身のために構築したブログですが、他の方にもお役に立てれば幸いです。
posted by kix at 15:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。